ドイツ・チェコの旅 ~19~

6月29日 マリアンスケー・ラーズニェ → ドブジェニェーチェ

7:00起床。ホテルのチェックアウトまでかなり時間があるので、朝食後、コロナーダまで散歩した。

公園にはあちらこちらに噴水がある。





今朝もこの温度。本当に寒い三日間だった。


コロナーダの中。ヨーロッパでは、こうして手をつないで歩く老夫婦が多い。


源泉パビリオンもガラガラだった。それぞれ名前のついた温泉水を自分の体調に合わせて飲む。長期滞在者の為、容器をこの棚に預かってくれる。


雨が降ってきた。


今日も焼きたての暖かい温泉ワッフルを食べる。1枚9kc。


マリアンスケー・ラーズニェ発13:05のスーパーシティ号を待つ。





列車が到着。スーパーシティ号は2007年に運航開始した高速列車で、カーブでも車体を傾けて走るのでスピードが落ちない。だからカーブの多いところを走る時はまるでジェットコースターに乗っているようだった。その為か、カミさんが酔ってしまった。


車幅が狭いので窮屈に感じた。座席は全席指定だが、自転車を持ち込んでもいいようだ。又、水や新聞も無料で配ってくれる。


プラハ駅を通過。


パルドビッツェ駅で降りる。弟が駅まで迎えに来てくれた。


パルドビッツェ郊外のレストランで夕食をとる。


このレストランは、客の目の前でグリルしてくれるので、以前は人気のある店だったらしいが、あまり客がいなかった。


フォアグラをパンにつけて食べる。ビールのつまみに最高だった。


余り食欲がなかったので、無難にチーズフライを食べた。


カミさんはトラウトのグリル。弟たちは数種類の肉のグリルを頼んだ。




暑かったり寒かったりの結構ハードな旅だったが、無事に帰ってくることができた。第二次遠征のために、少し体を休めることにしよう。




  


2013年08月31日 Posted by 臥游山人 at 17:20Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~18~


6月28日 ヘブ → マリアンスケー・ラーズニェ

5分も歩くとヘブ城が見えてくる。


黒塔。

城が攻められた時外せるように木の橋が架かっている。橋を渡って城に入ろうとしたら、中から出てきた男性に丁重に入城を断られた。何でも撮影のために日曜日まで貸切になっているそうだ。オレは前回来た時に中を見ているけど、遠くからわざわざ来た観光客には可哀そうな気がする。


たしか、、、前回この建物の中を見学したような気がする。


仕方がないので、城外をブラブラしてみる。





城から程近いところにある「フランシスコ修道院」跡地の庭園。


福音教会。


聖マリア教会。


聖マリア教会の廊下。


残念ながら内部はかなり傷んでいた。


由緒が偲ばれるステンドガラス。


雨が降り出し寒くなったので広場に引換し、小さなカフェで暖かいチャイを飲んだ。


雨が止んだので、駅に向かって歩く。


ヘブ駅の構内。


14:33発の急行に乗り、マリアンスケー・ラーズニェに戻る。

時間も早かったので公園を散歩した。今日は結構散歩している人が多かった。


温度計を見たら16度やっぱり寒い。

コロナーダの近くにある温泉名物のワッフルの店でワッフルを焼いてもらいアツアツを食べた。




今日も夕食はホテルのビュッフェで食べた。宿泊客で東洋人はオレ達だけだったが、敬意を表してくれたのか、寿司、、、らしきものがあった。残念ながら、一個でギブアップ。


これも、、、日本なのか、中国なのか分からない。でも、オレ達に対する精いっぱいのおもてなしと思い、ありがたいなと思った。





今日で今回の旅の「第一次遠征」を終え、いよいよ明日は弟の待つドブジェニーチェに帰る。




  


2013年08月29日 Posted by 臥游山人 at 23:59Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~17~

6月28日 マリアンスケー・ラーズニェ → ヘブ

7:00起床。
朝食はホテルのレストランでとる。


今日はここより更にドイツ国境に近い、ヘブという町に出かけるため、9時半頃ホテルを出発した。

ホテルから大通りに出て、バス停に向かう。


バスの時刻表が余りにも小さいので、見つけるのに苦労した。


5番でも行けるのだが、今日は7番のバスに乗ってみた。少し遠回りのコースだった。バスに乗るときは、運転手の横にある券売機でチケットを買う。その際、大目な金額のコインを入れたらつり銭は出てこないから注意。

バスのあちらこちらに刻印する装置があるので、自分でチケットを差し込んで刻印する。これを怠ると不正乗車になり、見つかったら罰金を取られる。


10:40発のOs7006はもうホームに入っていた。


少し遅れてヘブ駅に到着した。


ヘブ駅。

ヘブはチェコの西端に位置し、ドイツとは数キロしか離れていない。ドイツのニュルンベルクからチェコに向かう時の経由地となっている。この町も大分前に来ているので二回目の訪問となる。


旧市街に向かうには、駅前からスヴォボディ通りをまっすぐ歩いていく。


途中マーヨヴァー通りを渡って、まっすぐ歩く。


町の中心「イジーホ・ポディブラド王広場」が見えてきた。


正面奥に「シュパリーチェック」と呼ばれる13世紀に建てられた二つの建物がある。この広場のシンボルとなっている。この前のベンチに座り、暫く広場の風景を楽しんだ。


広場から近いところに「聖ミクラーシュ教会」がある。1220年にロマネスク様式で建築されたが、1456~1476にかけて現在のゴシック様式に改装された。


ここから中に入ることができる。


教会内部





ステンドガラスがとても綺麗だった。





教会を出て、路地を通りながら「ヘブ城」に向かう。






  


2013年08月29日 Posted by 臥游山人 at 15:50Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~16~

6月27日 マリアンスケー・ラーズニェ

7時起床。8時に階下のレストランでビュッフェスタイルの朝食をとる。


今日も寒かったけど、取り敢えず公園の方に散歩に出かけた。公園には、至る所に色々なモニュメントが設置されている。


寒いせいか、公園も静かだな。


気温は13度。寒いわけだ。


昨日から風邪気味なので、コロナーダの中にある薬局で風邪薬を買った。


クロス源泉に行ったら観光客で一杯だった。マリアンスケー・ラーズニェはドイツから近いせいか、殆どの観光客はドイツ人である。彼らは、隣の町に行くようにこの小さな温泉地に押し寄せてくる。老人夫婦が圧倒的に多い。物価が安いというのも大きな要因なのだろう。

この中では何種類かの源泉があり、無料で飲むことができる。チェコの温泉地ではポピュラーだが、取っ手の上に吸い口のある独特のカップを棚にキープしてもらえる。


この温泉の効能を発見した、ヨゼフ・ヨハン・ネールという医者の胸像。


源泉パビリオンの裏側を周ってみる。





往時は何に使われていたのだろうか?長らく放置されていたようだが、工事が始まったようだから、立派なホテルに生まれ変わるのかもしれない。


ゲーテ広場があり銅像もあった。それにしても、あちらこちらでゲーテの足跡が見られる。当時の文化人はヨーロッパ中を旅していたことが分かる。人生は旅なりというしね。

ショパンはこの町で、ゲーテはこの近くのロケトという町で、若い娘との恋が伝えられている。羨ましい限りだな~。もっとも、どちらも実らなかったようだけどね。





公園の中に、「聖母被昇天教会」という瀟洒な建物が建っている。


内部も見学できる。


「ノヴェ ラーズニェ ホテル」の前を馬車が、、、なかなか絵になる風景だね。


それにしても寒い。ホテルに戻って暖をとろう。



ホテルに籠っていても仕方がないので町の大通り(フラヴニー・トジーダ)を歩いてみた。「ショパンの家」の看板があったので覗いてみたが、どこも閉まっていた。ショパンはこの家に滞在していたのだろうか?


最近、どの町でもこんな乗り物を見かける。歩いて観光する老人には便利な乗り物なんだろうね。




風邪が悪化するといけない。コンビニで水とケーキでも買ってホテルに戻ろう。夕食もホテルのレストランでとることにした。




  


2013年08月28日 Posted by 臥游山人 at 13:56Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~15~

6月26日 ピルゼン → マリアンスケー・ラーズニェ

7:00起床。
寒いので外出せず、11時前にチェックアウトを済ませ駅まで歩く。昨日下調べして 置いたので安心だ。テスコの駐車場を通り抜け、地下に潜って道路を横切る。


駅の正面に出た。二階の待合室で暫く休み、時間を見計らってからホームに向かった。12:06発のR756は定刻通りピルゼン駅を出発した。


5分遅れでマリアンスケー・ラーズニェ駅に到着。


駅前のバスストップでバスを待っていたら、二組の夫婦連れに声を掛けられた。それも日本語だった。イギリスから来たそうだ。「どうしてそんなに日本語上手いの?」と聞いたら、仕事で長年日本に住んでいたらしい。5番のバスに乗り、一緒の所で降りた。


そのまま少し歩き、左折すると、これから泊まるホテルが見えてきた。


「ホテル オリンピア」なかなか立派なホテルだった。


ホテルで荷を解き、ひと休みしてから町に出かける。

「マリアンスケー・ラーズニェ」は、ドイツ国境から15キロ程離れた「ボヘミアの森」の中にあるヨーロッパでも有名な温泉地である。ドイツでは「マリエンバート」と呼ばれている。

近隣にある「カルロビー・ヴァリ」や「フランチェシュクヴィー・ラーズニェ」と並び、チェコの3大温泉のひとつである。

ここにはショパン、ワーグナー、リストなどの音楽家や、ゲーテ、カフカなどの文化人が立ち寄り、中世の社交場としても有名だ。チェコの温泉は飲泉が中心で、医者の処方箋をもとに、一日何回か温泉を飲みながら、広大な公園やコロナーダを散策する。

この町を訪ねるのは4回目なので大体は地図なしでも歩ける。正面は「ホテル パシフィック」、ここを右に曲がると、、、


「クロス温泉」のパビリオンが見えてくる。この中に数種類の源泉があり、それを無料で飲む事ができる。


「クロス温泉」の隣に、「ラーゼニュスカー・コロナーダ」という屋根つきの大きな建物がある。この中にも幾つかの源泉や、薬局、レストランなどがあり、散策することが出来る。


コロナーダを出ると大きな噴水があり、時間が来ると音楽に合わせて噴水ショーが始まる。


広大な公園が広がる。


一旦町に出て、駅に向かうバスストップを確認した。


公園に戻る。公園内には小川もある。


公園内にある「ホテル ノヴェ ラズニェ」。本当はここに泊まりたかったが、一杯で予約出来なかった。ホテル内にローマ風呂があるらしい。


公園内にひっそりと佇むショパンの記念碑。ショパンは療養のためにここに滞在した。


自由に温泉を飲むことができる。


コロナーダに戻ってきた。


コロナーダの裏の方に温度計があった。何と11度、、、





ウ~、寒い、、、、早く食事をしてホテルに戻ろう。









  


2013年08月27日 Posted by 臥游山人 at 18:32Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~14~

6月25日 ピルゼン

7:00起床。
朝から雨模様で外は寒そうだ。取り敢えず、9:30頃に外に出てみることにした。宿泊したホテルの真ん前に「ビール醸造所博物館」がある。

ピルゼンは名前の通り、ピルズナービールの発祥地で、ビール好きにとってはメッカのような所だ。その博物館が目の前にあるのに、滞在中一回も入ってない。又、ホテルから歩いて行けるところにその醸造所もあるが、そこも行っていない。

前回ピルゼンを訪れた時に見学したし、チェスキー・ブディヨビッツェにある「ブドヴァル醸造所」も見ているので余り興味が湧かなかった。というより一番の理由は、寒くて面倒だったということかもしれないな。


宿泊したホテル。


雨のせいか人通りも少ない。でもこの風情、好きだな~。


共和国広場もやっぱり人が少なかった。


聖バルトルメイ教会の内部。


広場にあった近代的な噴水。


余りに寒かったので、広場に面したカフェに入るが、お茶を飲んでから取り敢えずホテルに戻ることにした。ホテルに戻るにはこの給水塔が目印になった。


雨が小降りになったので、再び広場方面に出かけてみる。





大通りの方に歩く。





向こうの方に二つのタワーが見えてきた。


1893年に建てられたユダヤ教の大シナゴーグで、世界でも三番目の大きさだそうだ。


ヨゼフカエターンティル劇場


スメタナ公園を歩いていたら、スメタナの銅像を見つけた。


又雨が降り出したので、共和国広場の方に向かう。


途中、由緒のありそうな教会があったので中を覗いてみることに。


昇天教会の内部。





明日のために、ピルゼン駅まで歩いてみた。一寸複雑だったが近道も見つけた。これで明日は歩いて駅まで行けるぞ。

腹が減ってきたので、昨日見つけておいたステーキハウスに入ったら、予約で一杯と断られた。それならと、昨日食べたレストランに行ったらここも予約で一杯だった。流石、チェコで4番目に大きい街だけのことはあるなと、妙に感心してしまった。

仕方ないのでホテルに戻り、ホテルのレストランで夕食を食べた。ライトアップされた広場も見たかったが、ヨーロッパの夕暮れは遅い。街が暗くなる9時頃にはベッドでウトウト、、、歳だな~~オレも、、、




  


2013年08月26日 Posted by 臥游山人 at 14:37Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~13~

6月24日 マイセン → ピルゼン

6時起床。
朝食を済ませ、出発の準備をして9時前にホテルをチェックアウトした。
少々遠回りになるが、マイセンの町を眺めながら駅に向かうことにした。この景色は本当に素晴らしいと思う。


この橋を何度行き来しただろう。


何度も振り返りながら歩き出した。いつか又この町を訪れたいな~。


駅に到着。今日は「ピルズナー・ウルクェル」というビールで有名なチェコのピルゼンという街に向かう。


駅のホームは大規模な工事の為全く使えない。電車はこの前方、ホームのないところで停車し、そこで乗り降りする。





ドレスデン到着。


1時間程待ち時間があったので構内で一休みする。


自動券売機。


一人でチケット買えるように覚えなくては、、、


この掲示板で列車の出発ホームを確認する。


11:08発EC172が到着。この列車でプラハまで行き、ピルゼン行に乗り換える。結局プラハには30分遅れで到着。乗り換えの時間が20分しかなく、トイレに行ったりして忙しかったが、無事ピルゼン行の列車に乗ることができた。


定刻通りにピルゼンに到着。ピルゼンは雨が降っていて寒かった。


ピルゼン駅。ホテルまでの行き方が分からずタクシーに乗る。思ったより近かった。ホテルは「Courtyard by Marriott Plsen」を予約しておいた。


ホテルで少し休み、広場の方に向かった。トラムが走っていた。


共和国広場の中心に聖バルトロメイ司教座教会がある。この教会は1292年に建立された。ゴシック様式の威厳漂う建物で、102メートルもの尖塔を持っている。


一週間前の暑さが嘘のような寒さだ。雨も降っていたので人の出も少ない。


食事はホテルの直ぐ近くのレストランで取った。




とにかく寒い。今日はホテルでゆっくり休もう。





  


2013年08月24日 Posted by 臥游山人 at 22:16Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~12~

6月23日 ドレスデン(2)

テラスは全体が公園のようになっていて、こんな乗り物で遊んでいるグループもいた。


「ヨーロッパのバルコニー」とも言われるだけに、いたるところに展望台がある。


船でここに着きたかったな~。


テラスの下に降りてみる。


エルベ川に架かっているいる「アウグスト橋」を渡ってみる。





橋を渡ったところに、アウグスト王の黄金の騎馬像がある。


新市街の方にも行きたかったが、天候が気になり戻ることにした。








前回来た時は、ツアーバスを見つけて乗った。その時は、約2時間程かけて街全体を見て回った。今回はピンポイントでテラス周辺を見ることができた。今度来ることがあれば、フェルメールなどを、時間をかけてじっくり見てみたい。


駅に向けて歩き出す。


駅が見えてきた。3時28分のSバーンに乗ることができた。雨に降られず良かった。


一旦ホテルに戻り、それからマルクト広場に出かけた。昨日と同じレストラン。


白アスパラガスとシュニッツェル。とても食べきれなかった。


白アスパラガスのサラダ。


ヨーロッパの夏は9時頃まで明るい。これからまだまだ人が集まってきそうだ。


黄色い建物が、予約していたホテル。1階を覗いてみたら全く物がない。いつになったら営業再開できるのだろうか?




さあ、明日からチェコに戻る。天候が心配だな~。








  


2013年08月23日 Posted by 臥游山人 at 20:31Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~11~

6月23日(1) ドレスデン

7:30起床。

9時30分過ぎにホテルを出発。今日は、ドレスデンを見学するためにマイセン駅に向かう。今にも雨が降りそうな雲行きなので傘を持っていく。

マイセン駅には自動券売機が二つあるだけだった。英語のボタンを押し、行先や枚数などまでは順調だったが、往復というところで戸惑ってしまった。後ろに若い女性がいたので、どこを押せばいいかと聞いたら親切に教えてくれた。出てきた券は1日券だった。


ドレスデン駅に到着。ドレスデンは二回目の訪問だが、前回は弟の車で来たので駅周辺は初めてになる。


一寸迷ってしまったが、人通りの多い方に歩いていけば間違いないだろう。


どんどん歩いていくと、旧市街が見えてくる。


いきなり目の前に、マイセン磁器の陶板で出来た「君主の行進」が飛び込んできた。


取り敢えず、エルベ川の見えるところまで歩く。この辺はもともと頑強な要塞があったところで、「ブリュールのテラス」と呼ばれる。ここも洪水の影響があるのだろう、船の数が少ないようだ。


昨日までの天気が嘘のように、重そうな雲が垂れ込める。建物が一層重厚さを増して見える。





ゼンパーオーパー





ツヴィンガー宮殿


広場の方に向かったら、遺跡の発掘を行っていた。


聖母教会


この教会もそうだが、ドレスデンの街は先の大戦で焦土と化した。その後、一つ一つ破片を拾い集めて再現したのが、現在のドレスデンである。


教会の内部








ブリュールのテラスに戻る。


青空が覗いたり、小雨がパラついたり、不安定な天気が続く。






  


2013年08月21日 Posted by 臥游山人 at 17:25Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~10~

6月22日


7:00起床 
8時に朝食をとり、9時半頃ホテルを出発する。
橋の上から城を望む。この風景は一日眺めていても飽きないかもしれない。


橋を渡り、小さな広場を過ぎるとマルクト広場がある。正面は聖母教会。


市庁舎の前で、花嫁に遭遇。


城の登り口を探していたらエレベーターを見つけた。一人1ユーロだった。


まだ時間が早いのか人もまばらだったが、まるで町のようにお土産ややレストランが並んでいた。


マイセン大聖堂を見上げる。


可愛いガーゴイルを見つけた。


聖堂内を見学する。二階の部屋で、教会の歴史などを見れるスクリーンがあった。20分ほど見てても終わらない。そのうち寒くなってきたので部屋を出た。なかなか面白い編集だった。

大聖堂の天井。


橋の向こう側に我々が泊まったホテルがある。


小さな出口を抜け、町に戻ることにした。


ヨーロッパの街並みは上から眺めるのが一番美しいと思う。


広場に屋台が出ていた。ソーセージを焼いてパンに挟んでる。余りに美味そうだったのでそれを食べて昼食代わりにした。その後、近くのケーキ屋でケーキを買い、それを持ってホテルに戻る。

ホテルで暫く休み、今度は駅の裏側に回ってみることにした。しかし、すぐ裏がこんな状態だった。


こんな看板が目に入った。でも全く日本とは関係なく、何とも怪しい感じの店だった。


電車の走る橋だが、こんな状態で不通のようだった。洪水の凄さが推し量れる。


河川敷にある駐車場。


又町に戻り、路地を散策する。


今日はマルクト広場にあるオープンテラスのレストランで夕食をとる。勿論今日も白アスパラガスを食べた。


何とも雲行きが、、、そういえば、空気も肌寒くなってきたな~。



明日はSバーンに乗ってドレスデンに行く予定。天気が心配だなあ、、、




  


2013年08月19日 Posted by 臥游山人 at 22:21Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~9~

6月21日

6:30起床

10時過ぎにホテルをチェックアウトし、歩いて駅に向かう。
間引き運転で本数が少ないせいか人もまばらだ。


要塞が雄大な姿を見せてくれる。


乗った電車はマイセンまで直通だと思っていたのだが、ピルナが終点だった。隣のホームにマイセン行きが停まっていたので乗り換える。電車はドレスデンを過ぎるとガラガラになった。


マイセン到着。線路の改修中で、ホームの手前で電車を降りる。これだけの駅なのに、駅員が見当たらない。


町の中にホテルを取っていたのだが、ここも直前になってキャンセルされた。改めて取ったホテルはエルベ川を渡らず、高台の文教地区にあった。


ホテルでしばらく休んでから町に出かけた。エルベ川の向こうにマイセン大聖堂とアルブレヒツ城が見えてきた。


若し洪水がなかったら、ラーテンからエルベ川を船で下って、この船着き場で下船するはずだった。


町の中心にある広場は、幸い水に浸からなかったようで、観光客で賑わっていた。


ここにも目玉のような窓があった。


やっぱりみんなビールを飲んでいる。


感じの良さそうなレストランがあった。今晩はここで食事をしようとカミさんと話した。


この辺一帯は軒並み水に浸かったようだ。店はみな閉まっている。


一階部分は水を汲みだした後、乾燥させるために大きな扇風機が設置されている。まだ汚泥の臭いが鼻をつく。


屈託のない笑顔で戯れている子供を見ると、何となくホっとする。


路地歩きは、面白いものを発見できて楽しい。


いいな~、こんな路地。いつまでも佇んでいたい。


さっき見つけたレストランに入った。なんだか調子のいいおっさんがオーダーを取りに来たが、とりあえずビールを頼んだ。

メニューを見たら、白アスパラガスの料理があったので、さっきのおっさんに注文したが、どうもドイツ語しか話せないようだ。指を指して注文したのだが、理解できたのかどうか分からない。大げさな身振りで頷いて他のテーブルの方に向かって行った。

30分待っても料理が出てこないので、奥の方にいた女性を呼んでクレームをつけたら、慌てて料理を用意して、白ワインをサービスしてくれた。






店の雰囲気も良かったし、料理も大変美味かった。ただ、あのおっさんが、、、

ま、いいや、単なる手違いだと思うことにしよう。折角の旅をつまらなくしたくないからね。




  


2013年08月18日 Posted by 臥游山人 at 14:44Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~8~

6月20日

6:30起床。 今日も暑そうだ。

今日は、隣町のRathen(ラーテン)まで行く予定。バスで行こうと思いインフォメーションで尋ねたら、ラーテンで停まるバスはないと言われた。電車(Sバーン)で行くことにし、往復のチケットを買った。

出発まで時間があるので、インフォメーションの外にあるベンチで休んでいたら、背の高い女性に「ちょっといいですか?」と声を掛けられた。横にはご主人らしき男性がニコニコと立っていた。

近くの広場に場所を移し話を伺った。二人は勿論夫婦で、オランダから車で来たらしい。ご主人が花や野菜の種のビジネスで何回も来日しているという。日本が大好きで、自宅に日本からのホームスティも受け入れているそうだ。

電車の時間が迫ってきたので、アドレスを交換して別れた。二人はこれからポーランドに向かうと言っていた。


駅には駅員が一人もいない。自分でチケットに刻印をして電車に乗る。


一駅目のKurort Rathen駅で降りる。


暑い。駅前のカフェでアイスティを飲んでから、船着き場から渡し船に乗る。


あっという間に到着。取り敢えず標識に従って歩き始める。


この辺から登りになる。先を行く人の後ろについてひたすら歩く。


そして、こんな登り道になってくる。


ところどころにビューポイントがあり、景色を見ながら一服する。


バスタイ橋に到着。1851年に建造されたそうだが、その壮大な景色に一瞬息をのむ。


一帯にこんな景色が広がる。


そういえば、一昨年に訪れたチェコのCesky Raj(チェスキー・ラーイ)もこんな風景だった。スケールはこちらの方が大きい。


ロッククライミングを楽しんでいる人もいる。


しばらく進むと、景色が開け、ホテルやレストランが見えてくる。裏から来ると車でも来れるようだ。

余りの暑さに耐えきれず、レストランの日陰に陣取り冷たいジュースを飲む。


有料でもっと景色の良いところも見れるのだが、カミさんは一刻も早く麓に降りたいらしく先を急ぐように歩いていく。


丁度着いていた船に乗ることができた。一番右に見える建物が、泊まる予定だったホテルである。水はこのホテルの一階部分まで押し寄せてきたのだろう。


船は結構混雑していた。


駅まで歩く。トイレにも行きたかったのでカフェに寄り、今度はアイスクリームを食べた。


10分ほど遅れて電車が到着。やっとホテルに帰れる。そんな過酷な一日だった。



ベトナム人が経営してるコンビニに寄り、果物と水を買ってホテルに戻る。明日はマイセンに向かう。今日は早めに休もう。




  


2013年08月16日 Posted by 臥游山人 at 17:21Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~7~

6月19日(2)

10ヘクタールもあるという要塞の外周を一回りしてから、中心部の方を目指した。





レストランなどもあり、さながら一つの町のようだ。


この中に当時の硬貨などを貯蔵していたらしい。


地下室は別世界のように涼しい。ここは食品やワインなどの倉庫だったのだろう。


帰りは坂を下りて歩いて帰ることにした。


メドゥサの門


ここを抜けて外に出る。


外でバスを待っていたら、同年輩のドイツ人から「こんにちは」と声をかけられた。聞けば、仕事で日本に住んだことがあるという。ニュルンベルグからバイクでやってきたのだそうだ。

雑談をしていたら「日本はいい国だけど、食べ物がね~~」と言い出した。「好みじゃなかったの?」と聞いたら、「美味しいんだけど、量がね、、、」と言う。要するに、少しずつちょこちょこ出てくるのが気に入らなかったらしい。「ドイツ人はガバっと沢山食うんだよ」と言って笑っていた。

それはドイツ人だけじゃなく、チェコ人でも同じだろう、レストランに行けば分かるけど、彼らの食べる量は半端じゃない。飲んで食べて、最後は馬鹿でかいデザートまで食べる。日本人はとても敵わない。


彼とは途中の駐車場までバスで一緒だったが、そこで別れた。それからバスを乗り換えケーニッヒシュタインの町に戻り、渡し船で対岸に渡ってみることにした。


船は船首を上流に向けて運航するので、船体を横にしたまま対岸まで進む。


こんな小さな子供も、父親と一緒に自転車を楽しんでいる。


渡し船は結構頻繁に往復して客を運んでいる。


ケーニッヒシュタインの町を望む。


木の枝を見ると、水がどこまで増水していたのかが分かる。


何事もなかったかのように、あくまでものどかな風景が広がる。


町に戻り、高台の方の路地を歩いてみる。


教会に入ってみた。外見と違い、中は簡素で近代的だった。


それにしてもなんという暑さなのだろう。今日は早めにホテルに戻り、冷たいシャワーを浴びてから食事を済ませた。




  


2013年08月15日 Posted by 臥游山人 at 18:01Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~6~


6月19日(1)

7時起床。

今日はケーニッヒシュタイン要塞に行くため早めにホテルを出発。歩いて町に向かう。
海抜361メートル、13世紀に築かれた要塞が聳える。


目玉のような屋根がこの地方一帯の建築様式らしい。


遠目からは、この町が洪水で大きな被害が出たとは思えない。


一階部分は殆ど水に浸かっている。


水が出たところまで色が変わっている。


ここはレストランのようだ 。このメニューは使い物にならないだろう。


要塞まで行くバスの時刻表を聞くためにインフォメーションに行く。ここの女性職員は大変親切だった。


このバスに乗って、大きな屋内駐車場のあるところまで行く。そこからはカラフルなトロッコバスに乗って要塞の真下まで行く。





歩いても行けるのだが、ここから上まではエレベーターに乗った。


要塞の周囲を歩いて回れるが、どこから眺めても素晴らしい景色が広がる。


エルベ川の上流方向を眺める。遡って行くと、チェコはすぐそこだ。


下流方向。川の曲がった先はRathen(ラーテン)になる。


眼下にはケーニッヒシュタインの町が見える。


対岸にはリリエンシュタインという岩山がある。


この要塞は歴代のザクセン王が所有した。軍事的な使用は勿論のこと、有事の際の避難所や、美術品や宝物の保管所、戦争の際には捕虜収容所としても使われた。ナポレオンも訪れたといわれる。

元々見張り台として作られたこの建物は、サロンとしても使われたらしい。





ここからの素晴らしい眺めに、観光客はしばらく立ち尽くす。






  


2013年08月14日 Posted by 臥游山人 at 14:45Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~5~

6月18日  Pardubice → Konigstein

7時半起床。

簡単に朝食を済ませ、昨日準備した荷物の確認をする。さあ、いよいよ旅の始まりだ。10時出発。Pardubice駅まで弟が車で送ってくれた。

もうしばらくすると、ヨーロッパ中がサマーヴァケーションに入るので、駅の構内も人でごった返すようになるのだろうが、この時期、まだそんなに混んでいない。


これはローカル線だが、こんなカラフルな電車も走るようになった。


約20分遅れてEC174はPardubice駅を出発した。


プラハを30分遅れて通過。いいなあ~、オレも乗り物に乗ってこんなにぐっすり寝てみたいな~。


川の向こうに、Strekov(ストジェコフ)城が見えてきた。もうすぐUsti(ウースティ)だ。


Usti nad Labem駅を通過。


Decin(ディチーン)駅を通過。この度の大洪水でUstiやDicinは大きな被害を受けたと聞いていたが、車窓から見る限りではそんな気配は感じなかった。しかし、ラベ川(ドイツに入るとエルベ川となる)は、水量も多く、流れも速かった。


40分遅れて、Bad Schanndau(バードシャンダウ)駅に到着した。ここで降りて、そのまま2番線でKonigstein(ケーニッヒシュタイン)行きの電車を待つが、時間になっても、何故か一本も電車が来ない。掲示板に発車時間が表示されるのだが、その時刻が過ぎると消えてしまうのだ。


一瞬パニック状態になったが、駅舎の中にあるインフォメーションで尋ねてみた。それによると、電車は間引き運転を行っているという。それも2時間に1本だって。それまで待つしかないの?と聞いたら、バスが代行運転しているという。それでバスが発車すると表示板の文字が消えたわけだ。


駅の横にバスステーションがあった。片っ端からバスの運転手に行先を尋ねて、ケ-ニッヒシュタインで停まるバスを見つけた。それが今日最後のバスだった。

実は、日本を発つ4日ほど前に、予定していたホテルを突然キャンセルされた。洪水で被害を受け、泊まれる状態ではないという。そこで大急ぎでホテルを予約しなおした。当初泊まる予定だったRathenの近くを探したが、見つからない。仕方がないので、一駅離れたケーニッヒシュタインに急遽変更したのだった。

ケーニッヒシュタインのバス停で降り、地図に従ってホテルを目指して歩く。登る、登る。やっぱりな~、地図では登りは分からない。間際でも予約できたわけだ。二日ほど前からチェコもドイツも気温が上昇し、30度を遥かに超えていた。汗が滝のように流れる。

ホテルにチェックインしてシャワーを浴び、夕食もホテルで済ました。食後、町に出かけてみることにした。

ホテルの前からの眺め

宿泊した「Hotel Lindenhof」


町を歩いてみると、高台を除き、殆どの商店が閉まっている。店に水が入ってきたのだ。この橋もすれすれまで水が溢れたらしい。


渡し船が営業を始めていた。庶民の足だから再開を急いだのだろう。


水はところどころ渦を巻いていた。観光船の姿は見られない。これではマイセンまでの船旅は無理だろう。


明日は、向こう岸まで行ってみよう、、、







  


2013年08月11日 Posted by 臥游山人 at 21:07Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~4~


6月17日

今朝は6時半に目が覚めた。

いつも通りパンで朝食を済ませゆっくりしていたら、弟が「森に出かけてキノコでも探してみようか?」と言い出した。いつもならこの時期、高級キノコのポルチーニ茸が生えてくる頃だという。

キノコ好きのオレとしては黙っているわけにはいかない。「よし、行こう!」即答した。カミさんも行くと言うので、三人で出かけることにした。2分も歩けばすぐ森に入ることができる。ダニがいるらしいので、ダニ除けのスプレーを体中に吹きかけて出発した。

森に入った途端涼しい。鹿の足跡や、猪が鼻先で掘り返したような跡がそこらじゅうにあり、野生の世界に入ったことを実感できる。猪が体中を擦り付けたような水浴び場もあった。

野生のブルーベリーの木も沢山あり、実がついたら村人が沢山摘みに来るそうだ。








弟にとってこの森は自分の庭のようなもので、あちこち心当たりの場所を探してみるが、一向にキノコは発見できなかった。


「まだ時期がちょっと早いな。兄貴が旅行から帰ってくる頃がちょうどいいかもしれないよ」というので、今回はあきらめて家に帰ることにした。弟の話では、キノコは月の満ち欠けと密接な関係があるそうだ。雨も欲しいところだという。


たっぷり歩いて喉も乾いた。早速「クルショビッツェ」の黒を喉に流し込む。


昼は素麺をつくって食べた。たっぷり昼寝をして起きたら、ブラスタが鶏のグリルと、麺の入ったチェコのスープを作ってくれた。レストランで食べるのと違い、味も薄目に作ってくれるので大変美味しい。

いよいよ明日から、本格的な旅行が始まる。今日は早めに寝ることにしよう。




  


2013年08月10日 Posted by 臥游山人 at 16:48Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~3~


6月16日

7時半起床。ゆっくりと朝食を食べてから、カミさんとドブジェニーチェ村を散歩した。奥に見えるのが弟の家。



あちらこちらにサクランボの木があり、勝手に食べても誰にも怒られない。


誰一人歩いていない。


村の教会が見えてきた。


教会の横を入ると、キンスキー侯の末裔が所有する広大な森が広がる。この建物には誰も住んでないようだ


こんな道がずーっと続いている。


ここが門になる。


帰ったら、弟の嫁のブラスタがローストダックを用意していてくれた。ビールはクルショビッツェの黒。


猫を二匹飼っているが、この子はブリテッシュショートヘアー。


浩が「美味しいアイスクリームを食べに行こう」と連れてきてくれた。ここは前回も来たところで、近くにKuneticka Hora(クニェティチカ・フラ)という美しい城が建っている。


屋台みたいに小さな店に行列ができている。チェコで行列を見るのは珍しい。


前回この城に入ったので、今回は眺めるだけにした。


もう一匹、メインクーンという種類の猫。この家は猫の天国だ。


今日も夕日が美しい。



のんびり、のんびりと今日も一日が過ぎていく、、、




  


2013年08月09日 Posted by 臥游山人 at 22:45Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~2~


6月15日 

昨日は丸一日寝ていなかったのに、7時に目が覚めた。階下のリビングを覗いたらもう弟も起きていた。日本茶をすすり、パンを齧りながら昼まで時間を過ごす。

昼はハラデツクラロヴェの郊外にあるレストラン、「デュラン」にみんなで出かける。この店には、チェコに来れば必ず寄る。もう10回以上来ていると思う。


それぞれが料理を取り、シェアしながら食べる。チェコは海がないので、料理はどうしても肉中心になってしまう。








食事を終え帰ろうとしたら、駐車場が華やかだった。どうもこの店で結婚の披露宴を行うようだ。こりゃ~おめでたい。


昼食を終え、「マクロ」というショッピングセンターで買い物をし、一旦家に戻った。一休みしてから、18日からの第一次遠征のチケットを買うためにパルドビッツェ駅に向かう。        

         <第一次遠征の旅程>

6月18日 Purdubice(チェコ) →  Konigstein(ドイツ)3泊  

6月21日 Konigstein(ドイツ)  →  Meissen(ドイツ)3泊

6月23日 Dresden(ドイツ)観光

6月24日Meissen(ドイツ)→ Plzen(チェコ)2泊

6月26日Plzen(チェコ)→ Marianske Lazne(チェコ)3泊

6月28日Cheb(チェコ)観光

6月29日Marianske Lazne(チェコ)→ Purdubice(チェコ)

結構時間がかかったが何とか買えた。計3,861Kc 日本円にして約17,000円だった。

夕食は「マクロ」で買ってきた食材でグリルをした。見渡すとあちこちで煙が上がっている。チェコ人はグリルが大好きらしい。そしてビールは欠かせない。世界中で一番ビールを飲む国民がチェコ人なのだ。


甥の浩は、身長190センチほどあり、体重も100キロを遥かに越える大男だが、優しくて実に可愛いい。浩が甲斐甲斐しく準備を始める。


弟の家は、外見は飾り気がないが、4LDKで、ダイニングとリビングルームはかなり広い。床暖房で、トイレが三か所、バスが一つにシャワーが二か所ある。まだ庭が未完成で、毎日職人が入っていた。


村の外れに家を建てたので、森がすぐ側にある。毎日野生の鹿やウサギを見ることができる。この柵のすぐ側までやってくる。





そして家の前には広大な麦畑が広がる。ロッキングチェアに体を預け、ワインを飲みながら雄大な夕焼けを眺めていると、時間が止まったように感じる。

いいな~、ここに住みたくなるよ、、、





  


2013年08月08日 Posted by 臥游山人 at 21:57Comments(0)旅行記

ドイツ・チェコの旅 ~1~

6月14日 名古屋→ヘルシンキ→プラハ→ドブジェニーチェ

空港の中にあるホテルに泊まったので、朝は慌てることなく、ゆっくりと朝食をとってから出発ロビーに向かった。セントレアは、規模が小さいので分かり易い。今回の旅はフィンランド航空を利用した。ヨーロッパに行くのに一番飛行時間が短く、ヘルシンキ空港も小さいので分かり易いと聞いていたからだ。

定刻通りチェックインが始まったので、カウンターに行ったら既にかなりの行列ができていた。添乗員らしき人が何人かお世話していたので、何組かの団体が先に並んでいたのだろう。何事もなくチェックイン。搭乗券を見たら、AとCになっていたのでBに誰かが座るのかと、少々不安になった。

セキュリティと出国審査を済ませ、取りあえず出発ゲートに向かう。出発するのに買い物する物もないので、出発時間までソファーでゆっくり過ごす。


名古屋発10時30分 ヘルシンキ着14時40分(現地時間)AY080便は、定刻通り離陸した。心配していた席は、結局AとCは隣り合わせで、何故かBはなかった。オレは乗り物の中では寝れない性質なので、ウォークマンで音楽を聴きながら到着まで時間を潰した。


ヘルシンキには20分程早く到着。厳しいボディチェックを受けてから、入国審査の列に並ぶ。この空港は入国審査も厳しそうだ。案の定、目的や滞在期間、どこに行くのか、結構質問が多かった。

飛行機の中で、オレ達より年配の夫婦と知り合った。彼らはスエーデンに嫁いだ娘に会いに行くと、嬉しそうに言っていた。

もっと話をしたかったが、プラハ行きのゲートナンバーがチケットに記載されてなかったので、早く確認したかったこともあり、二人に「良い旅を」と声をかけて、オレ達は出発便の掲示板の方に向かった。


掲示板に出発ゲートが15番とでたので、そちらに向かう。そんなに広くないと聞いていたが、かなり遠い。やっとゲートに到着し、近くのソファーで休むことにした。乗り継ぎ時間は3時間以上ある。

プラハ行きの搭乗時間が迫った頃、さっきの夫婦が走るようにオレ達の前を通り過ぎた。「どうしたんですか?」と聞いたら、ゲートが変更されていて間際に気づいたそうだ。どうか間に合うようにと、祈るように彼らの後姿を見送った。彼らのチケットにはゲートナンバーが記載されていたらしいが、それで安心していたらしい。


結局30分遅れてプラハ行きAY717便はヘルシンキを飛び立った。約二時間の飛行。プラハ、ルーズニェ空港には19時到着。いや~疲れた。フィンランドで入国審査をしてるので、荷物を受け取ったらそのまま到着ロビーに出れる。もう、甥の浩が迎えに来ていてくれた。

浩の車に乗り、弟の待っているドブジェニーチェ村に向かう。約1時間半程かかる。途中、数台の車が絡む交通事故があり、渋滞に巻き込まれた。事故車を眺めながら現場を通過。ようやく車はプラハを抜け、高速道路に入った。後で聞いたのだが、この事故に世界的に有名な、アイスホッケーの名ゴールキーパー、ハシェックも巻き込まれ、あの現場にいたらしい。

21時に弟が待つドブジェニーチェ村に到着。ここは東ボヘミアのハラデツ・クラロヴェとパルドビッツェの中間に位置する。この村に弟は昨年、念願の家を新築した。今回の旅はそのお祝いも兼ねていた。

待ち構えていた弟とさっそく乾杯。スカイプでやり取りはしているが、会うのは約2年ぶりになる。話したいことがいくらでもあるが、旅の疲れと程よい酔いで、瞼が自然に閉じてくる。それでもベッドに潜り込んだのは12時を過ぎていた。




  


2013年08月06日 Posted by 臥游山人 at 19:53Comments(0)旅行記