ご報告
私はこれまで、健康には人一倍自信を持っていました。食欲旺盛で、もう30年近く毎日1時間のジョギングも欠かしたことがありません。
チェコでビールを飲みすぎて痛風にはなったけど、二か月に一回行っている血液検査も医師が驚くほどの正常な数値だった。
ただ、去年くらいから時々胃にもたれを感じ、近くの主治医から胃薬を処方して貰って飲んでいました。慢性胃炎くらいにしか考えていなかったのです。
そんな話を知人の医師にしたところ、「一回胃カメラを飲んだ方がいいよ」とアドバイスを受けた。そこで、3月31日に胃カメラの検査を受けることにした。
検査の日、医師から出てきた言葉が「何でこんなになるまで、、、かなり進行していますよ。」予想もしなかった言葉だった。
早速次の日から県立総合病院で本各的な検査が始まった。朝から何も食べず夕方まで様々な検査が続く。結構過酷だった。体重も徐々に減ってきた。
調べれば調べるほど症状が重篤な事もわかってきた。ステージ4で、胃の下半分切除、十二指腸全摘、膵臓一部切除、胆管と胆嚢も切除等、担当の先生からは大変な手術になりますと宣言された。
4月28日入院。5月1日手術。9時間に及ぶ大手術だった。名前を呼ばれて目が覚めたら、家内と、心配して付き合ってくれた若者の顔が見えた。
そのままICUに直行。翌日にはベットから起き上がらされた。2日目にはベッドから立ち上がり足踏みの訓練。3日目には歩行訓練が始まった。痛かったが、朦朧とした意識で看護師さんの指示に従う。「この悪魔め」とも思ったが、結局この過酷な訓練が回復を早めることになった。
結局ICUに1週間いて、一般病棟に移った。腹にはは4本のドレンがあり、首、両手にもあった点滴も日を追うごとに減っていった。しかし、食欲が一切湧かないし、何を食べてもおいしくない。
5月20日に退院。やっぱり自宅はいい。勿論病院でも担当の先生や、看護師さんにも親切にしてもらったが、落ち着くことができない。
それでも退院後は、熱が出たりして暫く体調が安定しなかった。勿論食欲もわかない。ここ数日はお蔭様で熱も出なくなり、気持ちも安定してきたので、日記を書いてみることにしました。
来週から抗がん剤の治療が始まる。焦らず、ゆっくりと、自分の事だけを考えてリハビリに努めます。
今回のことで、沢山の方にご心配をおかけしました。特に妻には心から感謝しています。これからは私の第2の人生が始まります。皆様どうぞよろしくお願いいたします。
2014年06月04日 Posted by臥游山人 at 17:03 │Comments(2) │日々雑感
この記事へのコメント
ありきたりですけど、頑張ってください。
Posted by TAKEDA at 2014年06月05日 04:51
ご返事が遅くなって申し訳ありません。
楽しい日々を積み重ねていけるようにしたいと思っております。
楽しい日々を積み重ねていけるようにしたいと思っております。
Posted by 臥游山人
at 2014年10月21日 22:22
