今日は朝から雨で、仕事も定休日。
散歩にも行けず、な~んにもすることがない。

ってなわけで、朝からゴロゴロ、、、
コタツに入り、横になってテレビを見たり、本を読んだり、、、
まさに臥游山人を満喫していた。

突然、「蟹がいる」自宅裏のほうからカミさんの声が。
え~!まさか?こんなところに蟹なんかいるわけないじゃん。

でかい蜘蛛じゃないの?なんて言いながら声の方に行ってみた。

いた!!蟹が、、、甲羅が3センチほどある。



近ずいてよ~く確認したが、蟹に間違いない。




一体何故こんなところに、、、いや、それより種類は?




見ると、爪のところがモクズ蟹のような感じもする。 モクズ蟹は、かの有名な上海蟹の仲間。





200mほど離れたところに小さな川があるが、でもここは住宅街だ。




色々謎が膨らんでいくが、見れば見るほど可愛い。


天気予報では明日から晴れだそうだ。きっとこのままでは生きていけないだろう。そこで、オレはこの蟹をバケツに入れて近所の川まで放しにいった。水が増水していた。この辺でいいだろうと周りを見渡したら、すぐ近くに白鷺がいた。

あぶね~、あぶね~、見つかったら食われちゃう。ちょうど近くに石積みの所があったのでそこに逃がした。蟹はゆっくりと石の間に消えていった。

それにしてもこの蟹はなんという種類だろう?知っている人がいたらオレに教えてくれないかに?




  


2012年11月26日 Posted by 臥游山人 at 16:20Comments(0)日々雑感

臥游山人

今月の10日にNPO法人ヤングカレッジのセミナーを開催した。日銀静岡支店長の秋山さんに「世界から見た静岡、その可能性」と題して講演してもらった。秋山さんは「三日月会」という、我が陶房で陶芸を楽しんでいるグループのメンバーである。「三日月会」は、静岡商工会議所会頭の後藤さんが世話人をしている経営者の集まりで、もう30年近く陶房に通っている。そんな訳で、オレが直接秋山さんに依頼して講演会が実現した。

今、日本は政治も経済も閉塞状態にある。そんな中で、静岡に住む若者が果たして未来に夢を持てるのか?静岡にポテンシャルはあるのか?そんなところを噛み砕いて講演してもらった。経済の話で応募者が集まるのか、一寸心配だったが、それは杞憂に終わった。席は満席になり、講演後のQ&Aも矢継ぎ早に質問が飛び交った。質問の内容もなかなか高度だった。

秋山さんは、それらの質問に易しく丁寧に答えてくれた。何よりも嬉しかったのは、役員がオレに頼ることなく、一切を見事にやり遂げたことだ。段取りはもとより、司会、開会の挨拶、閉会の挨拶、みんな自分の言葉で堂々と話ができるようになった。その成長は目を瞠るばかりだ。

11月30日から12月2日まではヤングカレッジの文化祭がある。その準備も着々整っているようだ。

それが終わると、新春1月13日にすずきじゅんいち監督のドキュメンタリー映画「二つの祖国で 日系陸軍情報部」の上映会を静岡のサールナートホールで行う。この映画に静岡市民250名を無料招待する。その募集もスタートした。当日は勿論すずきじゅんいち・榊原るみ夫妻も舞台挨拶に立つ。

そして2月には二つの老人ホームを訪ねて、恒例の慰問交流会を行う。毎年東京からプロの漫才に来てもらい、お年寄りと一緒に腹の底から笑うのだ。今回は「ビックボーイズ」と「ニックス」が出演する。そしてもう一人、マジシャンのケン正木さんにも出演してもらうことになった。昼食は、敬愛する「末廣鮨」の親方が鮨を握ってくれる。それをお年寄りとヤングカレッジのメンバーに食べてもらう。

それで今年度の事業がすべて終わる。こんなことをもう10年近く続けている。その間本職の焼き物つくりから遠ざかってしまった。オレの器の小ささもあるが、こんな小さな団体でも人に迷惑を掛けずに運営しようと思えば、二束の草鞋を履きながらやれないのも事実である。「大変ですね」と言ってくれる人もいる。

ところが、、、ところがである、本人はそんな崇高な想いでやっている訳ではないのだ。若き無頼の日々への贖罪と、そんなに遠くない将来にやってくるであろう別れの時に、自分の人生に後ろめたさを残さずに軽やかに逝きたいなという、自分勝手な不純を孕んでいるのである。そのくらいの気持ちと、そして何よりも、やっていて楽しくないと長くは続かないと思う。オレは、ボランティアに悲壮感は似合わないと思っている。

昨日、九州の或る県の職員がヤングカレッジを取材するために我が家を訪ねてきた。遠い九州で、ヤングカレッジの活動に注目してくれる行政があったのだ。オレのやってきたことは決して無駄ではなかったんだなと、無性に嬉しかった。

65になったら、この活動から身を引き陶芸の道に戻ろうと思っている。その前に来年大仕事が待っている。認定NPOに挑戦するつもりだ。政令都市である静岡市にまだ認定NPOが一つもない。それほど壁は高いのだろう。取れるかどうかは分からない。でも挑戦する。それを成し遂げてから、この法人の運営を若者たちに委ねたいと思う。


前から温めてきた言葉(心境)がある。それは「臥游(がゆう)」である。身も心も老境に入ったら、自分の号にしたいと思っていた。それが、、、そろそろそんな時が来たのかもしれないなと、最近とみに感じるようになってきた。テレビを見るのも、お茶を飲むのも寝ころんだまま。時には、パソコンだって横になったままでチョイチョイと、、、

臥游山人、、、いい名前だと思いまへんか?




  


2012年11月17日 Posted by 臥游山人 at 12:08Comments(0)日々雑感