ジジーじゃん!!
昨日、4回目のヒアルロン酸注射を打ちに病院に行ってきた。ここ数か月に亘り肩が痛くてどうしようもなかったのだが、この注射を打ったら痛みがピタリと治まっている。
いつものように診療用のベッドにあお向けに寝て、肩の関節に結構痛い注射を打ってもらった。医者が「どうですか?痛みは?」と聞くので「お陰さまですっかり痛みがなくなりました」と言ったら、「それじゃぁ、これで注射は終わりにしましょう」と云う。なんでもこの注射は最低4本は打つのだそうだ。
「体が若いから4本で済んだんですよ。普通はもっと打たないと痛みが消えませんよ」と、嬉しいことを言ってくれる。
「じゃぁ、飲み薬も全部やめますね」とカルテに何やら書きながら、「もういいですよ」と、診療が終わったことを告げた。
でも、、、オレにはこのまま帰れない理由があった。オレはオズオズときりだした。
「あの~、、、その~、、、実は、、、それがですね~、、、なんて言ったらいいか、え~と、ここ数日、、、こ、腰の具合が、、、」
医者はカルテを書く手を止め、「どうしましたか?」とオレ方に向き直った。
「いや~、ここ数日ですね、腰が、、、突然変調をきたしましてですネ~日常の生活にですネ~大変不便な状態に陥りましてネ~」と、さっき体が若いと褒められた直後だけに、しどろもどろになりながら訴えた。
「もう一回ベッドに寝てください」と言われたので、オレはモゾモゾとベッドに横たわった。医者は腰のあたりを押さえながら、「ここはどうですか?ここは?」と矢継ぎ早に聞いてくる。
「ギャオ~~~~~~~」オレの叫び声が診察室に響き渡る。「い、痛い~~!」「じゃぁ、ここは?」「ヒェ~~、もっと痛い~~~!!」
医者は「血流が悪くなってますね」と云う。「どうすればいいですか?」と尋ねる。「薬を飲みながら様子を見ましょうか」と事もなげに言って、カルテを又書きだした。
「どうしたら良くなりますか?予防法はありますか?」と聞いたら、「特にないですね。仲良く付き合っていくしかないですね」という。
「それって、ジジーっていうこと?もうオレの体ジジーになったってことじゃん?先生、さっき若いって言ったじゃん」オレは思わずこんな言葉を吐き出してしまった。
「まー、まー、、、いや、いや、、、別に大した事じゃないですから、、、」医者も歯切れがわるい。「お大事に~」と看護婦が労わるようにやさしい言葉を掛けてくれる。やっぱりオレ、ジジーと思われてるじゃん!!
薬局に行ったら、薬剤師が「どうしました?」と聞いてきたので、「いや~、立ち上がる時にね、何かに捕まってないと腰が痛くてサ~、立ち上がっても暫く腰が伸ばせないんだヨ。おまけに歩きだしは、膝をちょっと突き出してサ~、ヨタヨタしちゃってサ~、もうオレすっかりジジーになっちゃったよ」と泣きごとを言ってしまった。
「いやそんなことはないですよ、若い者でもそういう症状の人は結構いますよ」と言いながら、「これ、読んでおいてください」と、オレに一枚のパンフレットを手渡した。さりげなくそれを読んでみたらこう書いてあった。
【歳をとると背骨が変形し、背骨の中を通っている神経が圧迫され、足腰がしびれたり、痛んだりする病気です】
ほーら、やっぱりジジーの病気じゃん、更に、、、
【歩いた時に足や腰に痛みやしびれを感じると、動くのがおっくうで安静にしがちですが、動ける範囲でなるべく体を動かすようにしてください。前かがみで歩くには、一本杖やシルバーカーを利用するとよいでしょう】
何?? 杖、、、? シルバーカー、、、?? それって、完全にジジーじゃん!オラもう立派なジジーじゃん!!
病名は腰部脊柱管狭窄症と書いてあった。絶対ジジーじゃん!!!
家に帰ってカミさんに事情を話したら、フムフムと言いながら、奥から何やら取りだしてきた。「ちょっとくらいモゴモゴしても、もう日頃からこれ穿いといた方がいいよ、ハイ!!」と、冬の寒い時の釣り用に買っていた股引のような下着を手渡された。正真正銘のジジーじゃん!あ~、カミさんにも見放されちゃったよ。
昔から、オレは歳取ったら不良ジジーになってやると公言していた。見ろ!!オレは嘘をつかなかったゼ~。男は有言実行だゼ~。どうだい、オレは言ったことを実行する男だゼ~。見事だろ~。見事に健康不良のジジーになってやったゼ~!!チクショー!!
いつものように診療用のベッドにあお向けに寝て、肩の関節に結構痛い注射を打ってもらった。医者が「どうですか?痛みは?」と聞くので「お陰さまですっかり痛みがなくなりました」と言ったら、「それじゃぁ、これで注射は終わりにしましょう」と云う。なんでもこの注射は最低4本は打つのだそうだ。
「体が若いから4本で済んだんですよ。普通はもっと打たないと痛みが消えませんよ」と、嬉しいことを言ってくれる。
「じゃぁ、飲み薬も全部やめますね」とカルテに何やら書きながら、「もういいですよ」と、診療が終わったことを告げた。
でも、、、オレにはこのまま帰れない理由があった。オレはオズオズときりだした。
「あの~、、、その~、、、実は、、、それがですね~、、、なんて言ったらいいか、え~と、ここ数日、、、こ、腰の具合が、、、」
医者はカルテを書く手を止め、「どうしましたか?」とオレ方に向き直った。
「いや~、ここ数日ですね、腰が、、、突然変調をきたしましてですネ~日常の生活にですネ~大変不便な状態に陥りましてネ~」と、さっき体が若いと褒められた直後だけに、しどろもどろになりながら訴えた。
「もう一回ベッドに寝てください」と言われたので、オレはモゾモゾとベッドに横たわった。医者は腰のあたりを押さえながら、「ここはどうですか?ここは?」と矢継ぎ早に聞いてくる。
「ギャオ~~~~~~~」オレの叫び声が診察室に響き渡る。「い、痛い~~!」「じゃぁ、ここは?」「ヒェ~~、もっと痛い~~~!!」
医者は「血流が悪くなってますね」と云う。「どうすればいいですか?」と尋ねる。「薬を飲みながら様子を見ましょうか」と事もなげに言って、カルテを又書きだした。
「どうしたら良くなりますか?予防法はありますか?」と聞いたら、「特にないですね。仲良く付き合っていくしかないですね」という。
「それって、ジジーっていうこと?もうオレの体ジジーになったってことじゃん?先生、さっき若いって言ったじゃん」オレは思わずこんな言葉を吐き出してしまった。
「まー、まー、、、いや、いや、、、別に大した事じゃないですから、、、」医者も歯切れがわるい。「お大事に~」と看護婦が労わるようにやさしい言葉を掛けてくれる。やっぱりオレ、ジジーと思われてるじゃん!!
薬局に行ったら、薬剤師が「どうしました?」と聞いてきたので、「いや~、立ち上がる時にね、何かに捕まってないと腰が痛くてサ~、立ち上がっても暫く腰が伸ばせないんだヨ。おまけに歩きだしは、膝をちょっと突き出してサ~、ヨタヨタしちゃってサ~、もうオレすっかりジジーになっちゃったよ」と泣きごとを言ってしまった。
「いやそんなことはないですよ、若い者でもそういう症状の人は結構いますよ」と言いながら、「これ、読んでおいてください」と、オレに一枚のパンフレットを手渡した。さりげなくそれを読んでみたらこう書いてあった。
【歳をとると背骨が変形し、背骨の中を通っている神経が圧迫され、足腰がしびれたり、痛んだりする病気です】
ほーら、やっぱりジジーの病気じゃん、更に、、、
【歩いた時に足や腰に痛みやしびれを感じると、動くのがおっくうで安静にしがちですが、動ける範囲でなるべく体を動かすようにしてください。前かがみで歩くには、一本杖やシルバーカーを利用するとよいでしょう】
何?? 杖、、、? シルバーカー、、、?? それって、完全にジジーじゃん!オラもう立派なジジーじゃん!!
病名は腰部脊柱管狭窄症と書いてあった。絶対ジジーじゃん!!!
家に帰ってカミさんに事情を話したら、フムフムと言いながら、奥から何やら取りだしてきた。「ちょっとくらいモゴモゴしても、もう日頃からこれ穿いといた方がいいよ、ハイ!!」と、冬の寒い時の釣り用に買っていた股引のような下着を手渡された。正真正銘のジジーじゃん!あ~、カミさんにも見放されちゃったよ。
昔から、オレは歳取ったら不良ジジーになってやると公言していた。見ろ!!オレは嘘をつかなかったゼ~。男は有言実行だゼ~。どうだい、オレは言ったことを実行する男だゼ~。見事だろ~。見事に健康不良のジジーになってやったゼ~!!チクショー!!