オレの生き方

花冷えが続いている。花の便りが北のほうからも聞こえてきだしたが、清水もまだまだ花が散らないで残っている。今日明日と花見に出かける人も多いことだろう。オレの散歩コースに船越堤という桜の名所あるが、実は家から2~3分の所に隠れた桜の名所がある。

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清水はつくづくいいところだと思う。天気がよければ雄大な富士山が望め、海もあれば興津川という清流もある。羽衣の松のある三保半島。日本平からはその三保半島や、駿河湾をパノラマのように見渡すこともできる。

カミさんが義母の看病のため上京し一人暮らしが続いている(今週久しぶりに帰ってきたが、月曜日に又上京する)が、その間、友人たちから何かと心のこもった届け物がある。パン屋のNさんは毎週美味しいパンをどっさり届けてくれる。実家が農家なのでみかんや採りたての椎茸も一緒に添えてある。

キハチさんとはもう何年の付き合いになるのだろう?確か80を超えた筈なのに毎月焼酎を持って現れる。それがもう20年以上も続いている。「オレが来なくなったらいよいよ危ないと思ってよ」本気とも冗談ともつかないことを喋るだけ喋ってさっさと帰る。

行政に勤めながら素人農家をやってるK君は、いつも朝取りの収穫物を持ってきてくれる。フキノトウがでたときもいち早くどっさり届けてくれた。Nさんは毎年フキを取って自分で佃煮を作ってくれる。丸一日コトコトと煮た佃煮は絶品だ。今年は野蒜や、芹も一緒に届いた。

Yさんは自宅にたらの木を移植していて、今年もたらの芽を届けてくれた。早速天ぷらにして食べた。山に住むY君が地中から採取した小さな筍をどっさり持ってきてくれた。魚屋のH君は自分で開いて干したえぼ鯛の干物を持って来てくれた。

HフーズのG会長が静岡県内の大吟醸を四本(初亀、喜久醉、開運、正雪)も届けてくれたが、これは痛風に危険だ。じゅんちゃん夫婦が来たときのために取っておこう。I君は自分で仕込んだ梅酒を何本か持ってきてくれた。

バレンタインのときはチョコレートを沢山もらった。まだそれを食べ続けている。そのほかにも書けばきりが無い。ホントにありがたい。静岡は天の恵みだけでなく、人の恵みにも溢れている。

そして今日、待望の山椒の若芽をきくちゃんが持ってきてくれた。毎年、信じられないほどの山椒の若芽を鍋に放り込んで山椒鍋を楽しんでいる。具は鶏肉と豆腐と椎茸だけだが、こんなに贅沢でうまい鍋はないと思う。

オレの生き方


明日は採れたての筍が届きそうだ。楽しみだな~。そして、もうそろそろ新茶の季節がやってくる。



しかし、、、



こんな清水の、天の恵み、地の恵み、人の恵みに満たされながら、もう35年になる。その結果、あんなに尖がっていたオレが今、見る影もなく牙を抜かれ、爪を削がれ、好好爺になろうとしている。

東北の熾烈な気候に育ち、周囲との軋轢の中でもがき苦しみ、徹底的に権力を嫌い、批判と嘲笑の中を鼻っ柱の強さだけで生き抜いてきたオレが、、、

いやいや、、、まだまだ丸くはならんぞ。まだまだ物議をかもして生きるぞ。そうでなきゃオレらしくないじゃないか!!






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2010年04月10日 Posted by臥游山人 at 23:30 │Comments(0)日々雑感

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