~酒のある風景、懐かしの器展~
昨日は骨董の会「小染会」の例会だった。二ヶ月に一度大手町のH氏邸で行われるのだが、今回は臨時の会合だった。急遽決まった話だが、七月から九月までの三ヶ月間、メンバーの収蔵品を集めて展示会が開かれることになった。
会場は興津の「水口屋ギャラリー」。もともとは「一碧楼水口屋」と云い、400年の歴史ある旅館だったところである。江戸から明治にかけて皇族や文人墨客が利用した由緒ある建物だが、今はフェルケール博物館別館として利用されている。
今回は酒器を中心とした展示ということなので、各々自慢の品を抱えて参集した。オレはアドバイザー的参加だが、オレを除いてこの会のメンバーはそれぞれ個性があって面白い。それこそ骨董に魅せられた人ばかりで、中には骨董にはまり事業を投げ出した人もいる。
そんな人たちが集まり、何時間でも侃侃諤々と骨董自慢を繰り広げている。久しぶりに獣医の山本先生も参加した。この方は趣味が高じて、カルチャーで骨董について講座を持っている。作家の岩崎芳生先生は自慢の合鹿椀(ごうろくわん)を持参した。日本一の合鹿椀だよと嬉しそうにメンバーに見せている。

酒の器で、しかも季節が夏ということでガラスの酒器が多い。流石に薩摩切子はなかったが、江戸切子や、江戸から明治にかけての珍しい酒器が並んだ。オレのボヘミアンのタンブラーも三点ほど陳列することになった。

テレビで骨董番組が幅を利かせ、すぐ「いくら?」と金勘定するせち辛い世の中になったが、「小染会」のように純粋に骨董を愛し、歴史的に、学術的に、美学的に骨董を研究している人達もいることを知って欲しいと思う。
展示会の名前をみんなで考えたが、オレがふと「酒のある風景」と口に出したら、作家の岩崎先生が「懐かしい器展」と続けてきて、「~酒のある風景、懐かしい器展~」一発でキマリ!!
会場は興津の「水口屋ギャラリー」。もともとは「一碧楼水口屋」と云い、400年の歴史ある旅館だったところである。江戸から明治にかけて皇族や文人墨客が利用した由緒ある建物だが、今はフェルケール博物館別館として利用されている。
今回は酒器を中心とした展示ということなので、各々自慢の品を抱えて参集した。オレはアドバイザー的参加だが、オレを除いてこの会のメンバーはそれぞれ個性があって面白い。それこそ骨董に魅せられた人ばかりで、中には骨董にはまり事業を投げ出した人もいる。
そんな人たちが集まり、何時間でも侃侃諤々と骨董自慢を繰り広げている。久しぶりに獣医の山本先生も参加した。この方は趣味が高じて、カルチャーで骨董について講座を持っている。作家の岩崎芳生先生は自慢の合鹿椀(ごうろくわん)を持参した。日本一の合鹿椀だよと嬉しそうにメンバーに見せている。
酒の器で、しかも季節が夏ということでガラスの酒器が多い。流石に薩摩切子はなかったが、江戸切子や、江戸から明治にかけての珍しい酒器が並んだ。オレのボヘミアンのタンブラーも三点ほど陳列することになった。
テレビで骨董番組が幅を利かせ、すぐ「いくら?」と金勘定するせち辛い世の中になったが、「小染会」のように純粋に骨董を愛し、歴史的に、学術的に、美学的に骨董を研究している人達もいることを知って欲しいと思う。
展示会の名前をみんなで考えたが、オレがふと「酒のある風景」と口に出したら、作家の岩崎先生が「懐かしい器展」と続けてきて、「~酒のある風景、懐かしい器展~」一発でキマリ!!