旅を終えて

6月14日出発して7月21日帰国。計37日間に亘るドイツ・チェコの旅から帰ったら、夥しい量の雑用が待ち構えていた。連日、電話、メール、ハガキに追われ、設立したばかりの一般社団法人KJS・ヤングカレッジの運営などを協議し、日帰りで東京にも行ってきた。

ついこの前まで、雄大なヨーロッパの夕陽に心癒されていたのに、、、何なのだろうこの落差は、、、


旅を終えて




この旅は1年も前から準備してきた。ドイツのエルベ川流域を訊ねた後、チェコの小さな町を散策しながら古城を訪ねたい。そして旅の最後はチェコで一番好きな町、ミクロフでのんびりしたい。でもそれが1番のコンセプトではない。

チェコに35年以上住んでいる弟が昨年念願の家を新築した。それを1日でも早く見に行きたかった。おめでとうと言ってやりたかった。

時間が充分あったので、ネットでホテルを予約し、列車やバスの時刻表を調べ上げ、グーグルアースで町の写真を印刷したりして旅の準備は完璧に整った。

ところが、、、なのである。

出発の2週間ほど前、ドイツとチェコは大洪水に見舞われた。エルベ川をラーテンからマイセンまで、のんびりと船で下ろうと楽しみにしていたのに、若しかしたら無理かもしれない、、、そんな不安がよぎった。

しかし、事態はそんな甘っちょろいものではなかった。出発の数日前に突然ネットの予約会社から、ドイツで泊まる予定だったホテル2軒ともキャンセル通知が届いたのだ。この2軒ともエルベ川沿いにあり、被害を受けて泊まれる状態ではないらしい。

慌てて他のホテルを探してみたが、周辺のホテルは予約もできない状態だった。仕方がないので、少し不便になるけど、ちょっと離れたホテルを確保した。

一息つく間もなく、今度は台風が日本に上陸しそうな気配を見せた。航空チケットを求めた業者から電話が入った。6月14日、名古屋のセントレアからフィンランド航空でヘルシンキを経由してプラハに入るので、当日清水から名古屋に向かう予定だった。若し新幹線が台風で遅れたら飛行機に乗れない可能性があるので、前泊した方がいいのでは?ということだった。

急遽、セントレアホテルを予約し、6月13日に名古屋に向かうことになった。心配した台風は上陸しなかったが、結果的には前泊したのはいい判断だったと思う。慌てふためくことなく、ゆったりと日本を旅立つことができた。

飛行機に乗ったら、もう日本のことは全て忘れて旅を楽しもう。小さな町ばかり、それもローカルの列車とバスしか利用できない。きっと日本人と会うことは殆どないだろう、カミさんとオレの二人旅。はたしてこの先、こんな旅をもう何回できるのだろうか?一期一会の思いを胸に抱き、オレ達は日本を旅立った。

※まだまだ片付けなければいけないことが残っているので、一旦そちらに専念し、一段落してから本格的に旅行記に取り掛かります。







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2013年07月28日 Posted by臥游山人 at 16:42 │Comments(0)旅行記

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